文学 考察・解説『貝に続く場所にて』(石沢麻依) ―死者の声を聴くこと― 2021年上半期の芥川賞受賞作。難解な作品ではなるが、読者に大切な問題提起をする作品だ。記事では「あらすじ」等をまとめ、その後で作品のテーマ「祈り」や「死者の声なき声」について考察したい。 2021.07.19 文学
宗教 考察・解説『雑種の犬』(遠藤周作)― 多くのテーマを持つ傑作 ― 「自分はテーマ型の作家だ」遠藤周作は、自身をそう評したという。そんな彼の多くのテーマを抱え持つ 傑作短編がある。それが『雑種の犬』という作品だ。この記事では 、「あらすじ」を確認したうえで、作品の「テーマ」について考察したい。 2021.07.14 宗教文学
宗教 考察・感想『影に対して』(遠藤周作) ― 「母なるもの」について ― 2020年に発見された『影に対して』(遠藤周作 著) 遠藤周作の文学を考えるうえで、多くのヒントを持つ作品だ。この記事では、『影に対して』のあらすじをまとめ、そのテーマについて考察したい。 2021.07.13 宗教文学
文学 考察『フルハウス』(柳美里 )―父の真の目論見は 一体なにか― 「家族」をテーマとして読める『フルハウス』(柳美里 著) ここに登場する「父」の本心は不可解だといっていい。だけど、じっくりと読み返してみると、驚くべきことが見えてくる。あらすじをまとめつつ、そこを考察してみたい。最後に、柳美里のオススメの本も紹介したい。 2021.06.30 文学
宗教 考察・解説・あらすじ『沈黙』(遠藤周作)ー日本人にとって宗教とはー 日本を代表する宗教文学『沈黙』(遠藤周作 著) この作品ほど強烈な問題提起を発している作品を、他に知らない。記事では「キリスト教とは何か」「宗教とは何か」といったテーマを中心に、『沈黙』について考察してみたい。 2021.06.05 宗教文学
文学 天才芥川賞作家【今村夏子】全作品おすすめ ーあらすじと魅力を紹介— いま、もっとも人気のある純文学作家のひとり今村夏子。彼女の代名詞「不穏な空気」をまとう作品たちは、沢山の文学ファンを魅了し続けている。今後も活躍が期待される作家だ。今回は、今村夏子の作品をすべて紹介してみた。 2021.06.03 文学
文学 考察・解説『こちらあみ子』原作(今村夏子)― 純粋という美しさ ― 現代文学を牽引している作家「今村夏子」 彼女の書く作品は「生きづらさ」を感じている人たちの胸に突き刺さってくる。今回紹介するのは『こちらあみ子』 間違いなく、今村夏子作品の中で傑作と言えるすさまじい作品だ。その魅力を伝えられればと想う。 2021.06.02 文学
文学 考察・感想『火花』(又吉直樹)ーお笑いとは何か、人間とは何かー 日本でもっとも有名な芥川賞作家と言えば、たぶん又吉直樹なのだと思う。文学にあまり興味がなかった人を、読書の世界に引き入れた又吉の功績はとても大きい。今回はそんな彼の作品のテーマや、その魅力について考察してみたい。 2021.05.27 文学
哲学 内容を解説『言語にとって美とはなにか』ー吉本隆明の言語観 ー 吉本隆明の著作はどれも難解なものばかり。いわゆる「速読」なんかでは、決して太刀打ちできない。まさしく「文章と格闘する」といった姿勢が求められる本だ。そんな吉本の文章には、彼の熱量や力強さのようなモノがみなぎっている。この記事では主に吉本の言語観に触れつつ、ソシュールと親鸞との関係についても考察してみたい。 2021.05.26 哲学文学言葉
文学 解説・考察『コンビニ人間』(村田沙耶香)ー「異常なんて誰が決めた?ー 「純文学」という響きを聞いて、「ああ、国語で読まされる、よく分かんないヤツでしょ?」といった印象を持っている人は多い。そんな人の固定観念を180度ひっくり返してしまうのが、ここで紹介する『コンビニ人間』(村田沙耶香 著)だ。「異常」というレッテルを貼られて、生きづらい思いをしている人たちは必読の1冊。自分を生きづらくしている、その「張本人」とは。 2021.05.13 文学