芥川賞作家らが注目! Audible(オーディブル)の可能性を徹底解説

読書
朗報2022年より、有料会員制度が大きく変更!
月額1500円で”聴き放題になりました。

Audibleとは?

オーディブルとはAmazonが提供するオーディオブックサービスです。

オーディオブックとは、本を朗読した「音声データ」のことです。

朗読してくれるのはプロのナレーターなのですが、中には巷で有名な俳優や声優が朗読しているものもあり、ファンにとって嬉しいサービスです。

また、すでに手持ちのスマートフォンを使って利用できるので、ハードルはとても低いといえます。

商品ラインナップも40万冊以上とかなり充実しています。

ジャンルについて言えば、これまでは「ビジネス書」「自己啓発書」「新書」などが多かったのですが、近年は「文学」や「小説」も積極的に参入してきています。

すでにアメリカやヨーロッパでは一般的なコンテンツとなってて、日本の利用人口もここ数年で一気に増加してきています。

2021年は、前年比で約2倍の増加がありました。

なぜ今Audibleなの?

それでは、なぜ今Audibleが注目されているのでしょうか。

理由は大きく4つでしょう。

1 出版社・作家らが関心を向け始めたこと

2 書籍のデジタル化が一般的になったこと

3 コロナによる「お家時間」が増えたこと

4 ワイヤレスイヤホンが普及したこと

それでは1つずつ説明していきます。

理由① 出版社・作家らが関心を向き始めた

現在、書籍のオーディオ化がどんどん進んでいます。

2022年時点では、やはり「ビジネス書」や「新書」関係が多いのが現状です。

ただ、「文学」や「小説」もかなり増えてきましたし、それらは今後どんどんAudibleに参入してくることが予想されます。

たとえば芥川賞作家の川上未映子氏は、「音声による小説」について高く評価している作家です。

川上氏は「音声でしか表現できない世界」というものがあるとし、

『春のこわいもの』

という、Audible本を書き下ろし、新潮社から配信しました。

ここで強調したいのは、これが「音声先行」の作品だということです。

これまでの【 書籍 → 音声化 】という流れではなく、作家が「音声」を前提に物語を創作したのです。

なお、朗読は女優の岸井ゆきのさんということもあって、とても注目が集まる作品です。

また、同じく芥川賞作家の平野啓一郎氏もAudibleに積極的な姿勢を見せる作家です。

書籍とオーディブル版が同時に発表となった作品がこちらです。

『本心』

書籍で450ページという長編小説は、Audible版では「約14時間」

その時間の長さに抵抗を感じてしまいますが、利用者には好評だといいます。

さらに、これも同じく芥川賞作家の宇佐見りん氏の代表作『推し、燃ゆ』も、受賞して間もなくAudible版が配信されました。

こちらを朗読するのは、俳優の玉城ティナさんです。

宇佐見氏は、Audible版について、

「行間に、読点に、切なさや高揚感をはらんで、作品の世界が何倍にも飛躍する」

と、Audible版のクオリティを絶賛しています。

こんなふうに、いま文学シーンを牽引する作家たちがAudibleに注目し、その可能性を感じているのです。

理由② 書籍のデジタル化が一般的になった

残念ですが、いま出版業界には強い逆風が吹いています。

書籍も新聞もデジタル化がすすみ、ほとんどの人がスマートフォンやタブレットで情報を手に入れるからです。

また「本はAmazonで買う」という人はとても多く、町の本屋さんはどんどん廃業していっているのが現状です。

そんな時代なので、出版社も「紙書籍」だけでなく、「デジタル書籍」の裾野を広げてきています。

たとえば電子書籍「Kindle」は、読書好きの中でもすでに市民権を得ていて利用者も沢山います。

かくいう僕も、実はもともと「紙派」だったのですが、使い心地と効率の良さから、基本的にKindleで読書をしています。

ちなみにKindleについてはこちらの記事を参照ください
2022年版【Kindle】のメリット・デメリット・おすすめ機種を解説!

ということで、いまや「書籍のデジタル化」は時代の要請なのでしょう。

そしてAudibleも、その要請に応えるものなのだと思います。

僕もAudibleユーザーになって久しいですが、紙書籍とは違う魅力を感じつつあります。

読書は「目」でするものという常識は、これから覆っていくでしょう。

実際“耳読書”という言葉を、あちらこちらで目にしたり耳にしたりします。

また、ある文芸評論家は、

「“耳読書”がどんどん普及していけば、作家たちの文体にも変化が生まれるだろう」

といったことを言っています。

デジタル化の波は、出版業界だけでなく文学界にも変化をもたらしていくでしょう。

理由③ コロナによる「お家時間」が増えた

新型コロナウイルスの感染拡大により、リモートワークが普及し、人々の自宅で過ごす時間が増えました。

コロナウイルスが人々の生活に与えた影響は大きく、今後、たとえ感染拡大が落ち着いたとしても、おそらく生活が「100%元通り」ということにはならないでしょう。

必要に応じてリモートワークは採用され続け、自宅で仕事をする人というのもますます増えていくでしょう。

後述しますが、オーディブルを利用すると効率よく時間を活用することが可能となります。

また、リモートワークで疲れた目を使わずに済むというのも大きな利点といえます。

いま、着実にオーディブルの利用者が増えている背景には「自宅での時間をより有意義にしたい」という人々の考えがあるのだと思います。

理由④ ワイヤレスイヤホンが普及した

ワイヤレスイヤホンが普及し、これまで以上に音楽が生活の中に溶け込みました。

音楽を聴きながら家事をしたり、音楽を聴きながら勉強をしたり、音楽を聴きながら身体を動かしたり……

そうした流れを汲み、「本を読みながら作業をしたい」と思う人が増えてきているのだと思います。

ここに【 Audibleを利用するシチュエーション 】に関する調査結果があります。

これによると、「通勤・通学」と「自宅時間」が全体の約80%を占めており、人々の「時間を有効に使いたい」という意識が見てとれます。

Audibleのメリットは?

それでは、Audibleを利用するメリットはなんでしょうか。

ここからは、僕が使ってみて感じたことを紹介してみます。

結論を言えば、大きく次の4点です。

1 時間を有効活用できるようになった

2 新しい「文学鑑賞」ができるようになった

3 貴重な講演が聞けるようになった

4 月額1500円で“聴き放題”

それでは1つずつ説明してきます。

利点① “時間”を有効活用できる

まず1つ目の「時間の有効活用」ですが、なんと言ってもこれが1番大きなメリットです。

Audibleを利用し始めたのも、これが大きな動機でした。

僕がAudibleで読書するシチュエーションは大体次の通りです。

通勤(学)中

満員電車で立ちっぱなしの時とか、本を広げられないときとか、朝のラッシュ時に重宝しています。また、歩行中に読書ができるのも嬉しいです。

運転中

ラジオや音楽を聴くかわりに、オーディブルを聴いています。

家事中

洗い物、洗濯、掃除などなど。読書をしながらなので、家事が苦ではなくなりました。

睡眠前

布団にはいって眠りに就くまで、じっと目をつぶって読書をする時間が1番好きです。

それ以外に想定されるシチュエーションとして「トレーニング中」なんかも上げられるでしょうし、育児の一環で「子どもに聴かせる」といった声も耳にしたことがあります。

利点② 新しい“文学鑑賞”ができる

これは予想していなかったメリットで、“耳読書”の可能性を強く感じました。

文学には「文体」というものがありますが、作品の中には「音声向き」の文体のものがあります。

たとえば、近代文学には「口述筆記」といって、作家が物語を口述して弟子に書き取らせたといった作品が珍しくありません。

また、読み手に語り掛けてくるような作品もあります。

たとえば太宰治の作品です。

彼の文体は「潜在的二人称」と呼ばれ、

「自分だけにそっと秘密を語り掛けてくる」

そんな印象を読み手に与えてきます。

代表作『人間失格』を、僕はAudibleで読んでみましたがその相性は抜群でした。

こういった“耳”による鑑賞というのはこれまで一般的ではありませんでしたが、僕は「音声による文学」の可能性を少なからず感じました。

現役の芥川賞作家たちもAudibleに注目しているというのは前述したとおりです。

利点③ 貴重な”講演会”を聴ける

これも予想していなかったメリットで、Audibleでは多くの知識人たちの講演会を聞くことができます。

僕は文学や哲学系の本を好んで読むのですが、それらのAudible本を探す過程で、多くの講演会データを見つけました。

個人的に嬉しかったのは、思想家の「吉本隆明」の講演会を聞くことができたことです。

参考【 Audible吉本隆明 講演リスト】

吉本隆明に限らず、こういった音声データはまだまだありますし、今後もどんどん増えていくでしょう。

利点④ 月額1500円で “聴き放題”

2022年から、Audibleの有料会員制度が大きく変更しました。

主な変更点は、月額1500円で12万冊以上の書籍が “聴き放題”となったことです。

後の「デメリット」でも述べますが、紙書籍と比べて、オーディオブックの単価は高いです。

ですが、このAudible会員の制度変更によって、かなり安価に、そして手ごろに、オーディオブックを利用することができるようになりました。

オーディオブックには興味があるけど、なかなか一歩踏み出せない

そんな人にも、Audibleはかなりハードルが低いサービスとなっています。

Audibleのデメリットは?

メリットが大きいAudibleですが、デメリットだって当然あります。

それは大きく次の5つでしょう。

1 読みたいページを探すのが大変

2 書き込みができない

3 本の単価が高い

4 データ通信量がかかる 
( "聴き放題”利用時 のみ )

5 退会後、一部書籍が聴けなくなる
( "聴き放題”利用時 のみ )

それでは一つずつ説明してきます。

欠点① 読みたいページを探すのが大変

紙の本に比べると、ページを探し出すのが大変です。

また、紙本ならではの「流し読み」とか「飛ばし読み」ができないので、この点もAudibleのデメリットだと思います。

ですが、目次から飛べる「ジャンプ機能」「ブックマーク機能」(要するに“しおり”)があるので基本的なところでは問題ないでしょう。

欠点② 書き込みができない

読書するときにペンを片手に書き込みをする人にはAudibleは物足りないです。

僕は「新書」とか「ビジネス書」を読むとき、大事だと思う部分にラインを引くタイプの読書家です。

だから、この点についてやや不満を感じています。

そこで「何度も読み返したい」という本は、あえて紙の本で読むようにしています。

欠点③ 本の単価が高い

高いのは「朗読」というひと手間があり、俳優や声優を採用しているからなので、こればかりは「仕方ない」と割り切っています。

もっとも有料会員になれば、月額1500円で12万冊以上が常に聴き放題です。

これなら、むしろ紙書籍の本を買うよりも断然おトクだといえます。

しかも、もし目当ての本が聴き放題「対象外」だったとしても、有料会員なら通常の30%OFFで購入できます。

(ちなみに芥川賞受賞作でも多くの作品が読み放題の”対象”となっています。ご安心ください)

なので、たとえオーディオ書籍自体が高くても、有料会員になってしまえば、ほとんど問題はありません。

欠点④ データ通信量がかかる ※ 有料会員のみ

これは「聞き放題」の有料会員のみのデメリットとなります。

「聞き放題」と一口に言いますが、書籍は次の方法で取得できます。

  1. ダウンロード
  2. ストリーミング再生

どちらの方法も「データ通信料」が発生してしまします。

Wi-Fi環境下であれば問題ないのですが、それ以外で利用してしまうと、データ通信量がかさんでしまう可能性が高いです。

通常購入であれば、データ通信料を気にする必要はありませんが「聞き放題」を利用するならばWi-Fi環境は必須条件です。

欠点⑤ 退会後、一部書籍が聴けなくなる ※有料会員のみ

こちらも「聞き放題」の有料会員のみのデメリットとなります。

「聴き放題」でダウンロードした書籍については、有料会員解約後は聴けなくなってしまうので注意が必要です。

ちなみに、「通常購入」したものに関しては解約後も端末に残り続けます。

ですが、「聴き放題」としてダウンロードした書籍は、解約後「ライブラリ」から消えてしまいますので「どうしても手元に欲しい」という1冊は、通常購入する必要があります

Audibleを利用するには?

利用開始は誰でも簡単

Audibleを利用するには、最低限次のことをすればOKです。

・スマホなどの端末に、専用アプリをインストールアマゾンのIDが必要

これで以下から購入できます。

ただ、Audibleを利用するなら、前述の通り「有料会員」になったほうが圧倒的にお得です。

「会員登録」は30日間無料 なので、とりあえず登録してAudibleを試してみるのをおすすめします。

Audible有料会員の特典

Audibleを利用する上で気になる料金は、次の通り。

「通常の場合」と「有料会員」とを比較してみてください。

・通常の場合
→ 1冊約2000~4000円ほどで単品購入できる

・有料会員
→ 月額1500円(税込)で 12万冊以上が”聴き放題”
→「対象外」商品でも30%OFFで購入できる

こうして比較してみても、その差は一目瞭然。

有料会員は経済的にとても大きな利点があります。

どんなに高額な本であっても、毎月1500円で”聴き放題” だし、仮に、欲しいタイトルが「対象外」だとしても、通常時の30%OFFで購入できるからです。

この点を踏まえ、有料会員の特典をまとめると次の通りになります。

1 会員1500円で ”聴き放題”
(月に1冊で、モトが取れる)

2 「対象外」商品は、30%OFFで購入可能
(例えば2000円 → 1400円に)

こう見てみても、1,500円 ”聴き放題”という制度は、利用者にとってとても嬉しいサービスなことがわかります。

ただ、それだけではありません。

有料会員制度には、さらにもっと”嬉しい”ことがあるのです。

有料会員は “初月が無料”

それは見出しの通りです。

今なら、最初の30日間無料で、有料会員になることができます。

オーディオブックには興味があるけど、なかなか一歩踏み出せない

そんな人にも、Audibleはかなりハードルが低いサービスだといえるでしょう。

最初の30日間は無料だし、とりあえず始めてみようかな

そんな軽い気持ちで、会員登録してみてもいいのではないでしょうか。

もし使い心地がよければそのまま利用してもいいし「やっぱAudibleナシだわ」と思ったらパパっと「即退会」でありだと思います。

その他のQ&A

それでは最後に、想定される疑問をQ&A形式で答えてみようと思います。

Q 朗読のスピードについていけないんじゃないか?

A 朗読のスピードは0,75~3,0倍の調整ができます。

YOUTUBEで考えてもらえればイメージができると思います。むしろ僕は「遅いかな?」と感じることがあるので、いつも1,75倍くらいで聴いています。

Q 耳で聞くだけで頭に入ってくるものなの?

A まったく問題ありません。

実はぼくもこれが一番心配でした。ですが、これもYOUTUBEで考えてもらえればイメージできると思います。音声だけでも十分内容は入ってきます。とはいえ「小説」「新書」「ビジネス書」など、ジャンルによりけりだと思うので、うまく使い分けてみてはどうでしょうか。

例えば僕の場合は

「家事をしながら」→「ビジネス書」

「布団に入って」→「小説・新書」

のような感じでしょうか。

Q 音声だけだと眠くなるんじゃない?

A 内容によります。

ことはシンプルで、おもしろければ眠くならないし、つまらなければ眠くなります。

Audibleを利用しようと思う人はそもそも本が好きな人だったり、知識を得たい人だったり、それなりにモチベーションが高い人だと思います。

そういう人であれば、基本的に「眠くなる」ということはないはずです。

もしも眠くなるということであれば、それはAudibleに問題があるというよりも、作品そのものに問題があるのかもしれません。

まとめ「とりあえず試す価値はある」

以上、Audibleについてまとめてみました。

【 メリットについて 

1 時間を有効活用できる

2 新しい「文学鑑賞」ができる

3 貴重な講演が聞ける

4 月額1500円で“聴き放題”

【 デメリットについて

1 読みたいページを探すのが大変

2 書き込みができない

3 本の単価が高い

4 データ通信量がかかる 
( "聴き方放題”利用時 のみ )

5 退会後、一部書籍が聴けなくなる
( "聴き方放題”利用時 のみ )

以上「Audibleとは何か」、「メリット」、「デメリット」について解説してきました。

とはいえ、実際に手に取って試してみるのが一番だと思います。

有料会員は最初の30日間が無料です。

やってみて「ナシだな」と思えば、ぱっと退会できます。

少しでもAudibleに興味がある人は、とりあえず試してみる価値はあるのかな、と僕は思います。

初月無料! 退会も簡単!

おわりに「オススメの芥川賞作品」

最後に、Audible版「芥川賞作品」の中から、オススメを紹介します。

ここで紹介するのは、あくまでも一部ですが、どれもAudibleとの相性抜群の作品たちです。

むらさきのスカートの女(今村夏子)

2019年に芥川賞を受賞した本作。

タイトルからは「都市伝説」の雰囲気がプンプンしますが、まさしく「むらさきのスカートの女」なる人物の様子が、主人公「わたし」の視点から描かれていきます。

なんといっても、この作品の魅力は「信用できない語りをつかった叙述トリックにあります。

読者は読み進めるうちに、

え、この「わたし」っていう語り手、本当に信用していいの?

と、違和感を感じることになるでしょう。

そして、物語を閉じるときには、

結局、むらさきのスカートの女ってだれだったの?

という思いを抱くことでしょう。

破局(遠野遥)

2020年に芥川賞を受賞した本作。

主人公「わたし」の独白体で描かれる物語。

主人公は名門大学の法学部に通う青年なのですが、尋常じゃないほど性欲が強く、また身体への執着も強く、どこか異様で不穏な雰囲気を醸し出しています。

その異様さや不穏さを演出するのが、採用された文体にあると言えます。

明らかに場違いな思考や、不自然な論理がいたるところに散りばめられていて、それが主人公の「不穏」な人格をじわじわと読者に伝えてきます。

本書が持つ、なんとも言えない「ゾクゾク」した感じを言葉で説明するのはとても難しいです。

ぜひ、気になる方は、実際に手に取り、耳で聞いて味わってみてはいかがでしょうか。

推し、燃ゆ(宇佐見りん)

2020年に芥川賞を受賞した本作。

「推し」という現代特有の文化的なムーブメントを扱いつつ、「生きづらいさ」を抱える人間の内面を鋭く、切実に描きます

作者、宇佐見りんの文学的感性は凄まじく、文章力、構成力、人物造形、どれをとっても天才的です。

ストーリーとしても面白く、芸術的にも美しい文章がちりばめられた本作は、最近の芥川賞受賞作の中でまちがいなく「傑作」と呼ぶにふさわしい作品でしょう。

記事でも紹介しましたが、Audible版は人気声優とコラボしたことでも注目を集めました。

多くの読者に支持される本作を、ぜひAudible版で味わってみはどうでしょうか。

彼岸花が咲く島(李琴峰)

2021年に芥川賞を受賞した本作。

本書は、よくもわるくも「芥川賞」らしからぬ、エンタメ性に長けた作品です。

舞台は、彼岸花が咲く「とある島」

沖縄の離島がモデルになっているようなのですが、そこでは異なる3つの言語が使用されています。ということで、あくまでもフィクション。

この作品の最大の魅力は「言語」にとって自覚的な点にあるといえるでしょう。

そして「日本語の歴史」を痛烈に風刺しています。

もちろん、そういった「言語」の文脈を無視しても十分楽しめるのも本書の魅力。

島の謎が明かされるラストシーンは圧巻です。

主人公たちの独特な会話の応酬は、Audibleによって「迫真さ」が増すことが期待されます。

今後も芥川賞作品に限らず、多くの文学作品の「Audible化」に期待が高まります。

「Audible」の紹介記事は以上となります。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました