あきらめず、まずは何とか100冊 ー 読書を始めたて、読書を続けられないあなたへ ー

読書・執筆

ぼくと本との出会い

自分のために書かれた運命の1冊

読書をしていると、まれに、「これは自分のために書かれたんじゃないのか?」と、思える一冊に出会える。

あるいは、その出会いは

「まるで、自分のために書かれた言葉」とであったり、

「まるで、自分自身だと思える登場人物」とであったりもする。

とにかく、そういう出会い、そういう読書体験をしたとき、その人は間違いなく本に魅了される。

ぼくにとって、漱石の『それから』はそういう1冊だった。

主人公代助の苦悩や葛藤に、自分自身を見たし、

代助が下した決断に、自分の理想を投影した。

すべての責任を負ってでも、自分であろうとした代助に胸が熱くなったし、

そういう生き方もあるのだと背中を押された。

大げさではない。

ぼくは漱石の『それから』に救われたのである。

いままで、本になんてほとんど見向きもしなかったぼくだったが、それ以来、むさぼるように本にのめり込んでいった。

 

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読書で得られるもの

この経験から、つよく実感したのは、読書というのは言葉にならない心のモヤモヤに、ふさわしい言葉を与えてくれるということだ。

ゴチャゴチャして整理できない悩みに、秩序と安心を与えてくれるということだ。

自分の悩みや苦しみを言葉にできなくて、もどかしい思いをした経験、

自分の楽しみや喜びを言葉にできなくて、もどかしい思いをした経験、

きっと誰もが持っている。

少なくてもぼくは、本と出会えたことで、この世界や他者の輪郭がより確かになったし、世界や他者を見る目がより豊かになったと実感している

だから、本に出会えたことを心から喜んでいる。

本に出会えなかった人生なんて、考えられないぐらいだ。

本を読むとは、言葉に出会うことだ。

本を読むとは、言葉を得るということだ。

言葉に出会い、言葉を得たとき、ぼくたちは自分自身や、この世界をより深く認識することができる

「本を読むと読解力があがるよ」

「本を読むとコミュ力があがるよ」

たしかに、それも大きなメリットだろう。

だけど、そんなに浅くないし、シンプルでもない。

「本を読むと、今見えている世界が変わるよ」

ぼくなら、そう言いたい。

本を読む人と、本を読まない人の差

たとえば、上の絵を参考にしてみてほしい。

  1. 読まない人
  2. 平均的に読む人
  3. 平均以上に読む人

それぞれ、見える世界が違うことをよく表した絵だ

これは、比喩や誇張ではない。

読書する人と、しない人とでは、世界の認識の仕方が全く異なる。

読書する人には見える世界、しない人には見えない世界というものが、本当にあるのだ。

ちなみに、この絵がとても面白いのは、

  1. の、日常の景色から
  2. の、闇の景色へと移行し、
  3. の、さらに開けた景色へと移行している点だ。

たしかに、本を読む中で、いままで知らなかった世界の闇に出くわすことがある。

その生々しい現実に、目を背けたくなることもあるだろう。

ただ、その世界の闇とは、だれしもが人生のどこかで出くわす類いの闇だ。

来たるべき闇、あるいは今まさに直面している目の前の闇。

それを乗り越える強さが、ぼくたちには必要なのだ。

本は、その強さを獲得するために最も有効な手段だいえる。

その強さを手にした人。

彼らにしか見えない景色が、まちがいなくある。

闇を乗り越えた先にある場所こそ、ぼくたちが一生をかけてたどり着くべき場所だ。

 

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世界は1つのミルフィーユ

突飛な例え話をしよう。

この世界が、1つのミルフィーユだとする。

読書をしないあなたは、今見えている一番上のパイ生地だけが、世界のすべてだと思い込んでいる

ところが、パイ生地の下をのぞいてみればそ、カスタードの層、イチゴの層、生クリームの層、パイ生地の層・・・・・・・と続いていくように、

実はこの世界もまた、奥へ奥へと、たくさんの層を隠している

しかも、この世界の層はミルフィーユのように単純ではなく、奥に行けば奥に行くほど、常に、新しく、驚くべき姿に出会うことになる。

本には、一番上のパイ生地を、はがしてくれる働きがある

なぜなら、本を書いた人たちの中には、パイ生地の下をのぞこうとしている人だったり、パイ生地の下をのぞいてしまった人だったりが、紛れ込んでいるからだ。

そういう人たちは、文学者とか哲学者とか宗教家とか詩人とか呼ばれている。

彼らの言葉は、ぼくたちに、たくさんの驚きと発見、時に感動をも与えてくれる。

まずは、それらの解説書でも、全然アリである。

この世界の真実

あなたは、一番上の層だけで、この世界をわかった気になって、一度きりの人生を勘違いしたまま生きていきたいだろうか。

ほんとうはずっとずっと不思議で、ずっとずっとスリリングで、ずっとずっと温かい、そんな世界に気がつかず、つまらない日常に埋もれていく、そんな人生を送りたいだろうか。

そんなこと、ぼくなら、絶対に嫌だ。

ぼくたちは、なぜか、この世界にうまれて、なぜかこの自分を生きている

これほどの謎はない。

自分が生きる意味も、自分が死んでいく意味も、この世界の真実も、ぼくは知りたい

あなたは、どうだろうか。

だまされたと思って100冊読め

両親や、学校の先生から口酸っぱく「本を読め」といわれてきた人は多いはずだ。

だけど、いざ本を読もうと思っても、何を読んでいいかわからない。

とりあえず、本屋さんにいっても、選択肢の多さにくじけそうになる。

ネットで見ても、さらに膨大な選択肢があり、困惑する。

本を読もうと、その門前に立つものの、

「めんどくさそうだし、やっぱり、いいや」

と引き返す人が、ほとんどだ。

なんとか、門をくぐって、最初に出会った本が、つまらない本だったり、難しい本だったりすれば、

「やっぱ、自分には読書なんて、むいてないわ」

といって、早々に本の世界から撤退してしまう。

これはあまりにもったいない。

だから、まずは、だまされたと思って100冊読むことを心から推奨する。

この世の中に、あなたにとっての運命の1冊が間違いなく存在している。

だけど、はじめて読んだ本が、あなたの運命の1冊であるとは限らない

(ぼくは奇跡的に、最初の1冊がそうだったのだけど、その後、運命的な出会いはそうそうなかった)

だから、その1冊に出会うまで、どうか読書を続けてみて欲しい。

「100冊」は頑張ってみてほしい。

100という数字の根拠はそれなりにある。

ぼくの経験上、50冊読んだ中に、ビビッとくる本は、「1冊」よくて「2冊」といったところだ。

だから、「どんなに運がわるくても100冊くらい読めば、アタリにあうでしょ」と思うのだ

もし、あなたが100冊読んで、それでもアタリに合わなければ、

「やっぱり自分には、読書は向いてなかった」と、あきらめてしまっていい。

(もっとも、100冊も読めば、そのとき読書は確実に、あなたの生活の一部になっているだろうけれど……)

 

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人生で読める本は限られている

人生、せいぜい80年。

その中で、世界中の本を全て読むことは絶対に無理だ。

読める本は限られている。

頑張って、生涯の読書数2000冊~3000冊といったところだろう。

中には、数万冊読む強者もいるにはいるが、彼らは別格だ。

すると、むやみやたらに読むってことが、結構無謀であることに気がつく。

実際ぼくも乱読家なのだが、最近になって、「これじゃだめだ」と思い始めている。

つまり、量より質を大切にしようと思い始めているわけだ。

電子書籍「Kindle」がおすすめ

読書をするなら、電子書籍の「Kindle」がオススメ

紙の本とは違って、かさばることもないし、持ち運びも便利だ。

なお、こちらで「Kindle」のメリットとデメリットについて詳しく紹介しているので、購入の参考にして欲しい。

レビューやおすすめ記事を参考に選ぼう

実際、世間には「価値のある本」と「(あまり)価値のない本」というのが存在している。

であれば、誰だって前者を読みたいと思うだろう。

実際、運命の1冊というのは、「前者」に多いのが現実だ。

読書の習慣があまりないあなたの場合、なにが「価値ある本」なのか、判断が難しいだろう。

そんなときには、読者家と呼ばれる人たちの声を参考に本を選ぶのが良いと思う。

実際、彼らは多くの本に触れ、価値ある本に出会い、価値ある本を見つける強いアンテナを持っている。

そして、様々な媒体でその感想を発信している。

彼らの声には、彼らの経験に裏付けられた説得力がある。

その声を、一つの羅針盤にしてみるのも一つの手だろう。

まぁ、言ってしまえば、レビューやおすすめ記事を参考にしてほしいわけだ。

ちなみにぼくも、Amazonのレビューを参考にすることが多いのだが、Amazonのレビューは、けっこう信頼できると感じている。

Amazonで評価が高いものを読むと、いつも、ちゃんと、それなりに満足度が高いので、ぜひ、参考にしてみてほしい。

ちなみに、ぼくも、読書家を自認している人間の一人である。

このブログでも、たくさんの良書を紹介していくつもりだ。

少しでも興味をもった方は、ぜひ、ぼくの感想なんかも参考にして、本を選んでいただきたいと思う。

ぼくのお勧めする1冊が、あなたの運命の1冊になれば、この上ない幸せである

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